車高調のダンパーと言うのは、いずれ寿命が来るもので、ほとんどの場合は純正ダンパーよりも短い物とされている。
オーバーホールができるモデルのすすめ
寿命が短い車高調キットだけど、車高調によってはダンパーのオーバーホールができるモデルがある。
ゼロマックス南関東店でオススメしている車高調キットの多くはオーバーホールできるモデルをオススメすることが多くて、ダンパーのオーバーホールついでにスプリングレートを変更して、もう少しサーキット寄りに変更するなんてこともできたりする。
実際に、サーキット遊びを始めるとタイムが上がるにつれて、タイヤのグリップ力を向上させたり、ストッピングパワーが向上したりとクルマの進化やオーナーさんの進化によって、足回りのセッティングを変更しなければならないシチュエーションも出てくることがある。
そんな際に、オーバーホールついでに仕様変更してサーキットのタイムアップを狙っちゃおう!と言うような、ただの修繕ではなくてチューニングを行うこともできるのが仕様変更できるダンパーの面白さなんです。
もちろん、乗り味の変化をさせることができるので、高速道路で~とか、ワインディングで~とか、の乗り味についても注文をつけることができます。
そう言った意味でも、商品によってオーバーホールのできないモデルもあったりするので、車高調を選ぶ際はオーバーホールや仕様変更ができるのかどうかを確認して購入するのもポイントだと思う。
実際にはオーバーホールをしない場合も多いかも
と、オーバーホールのすすめを書いた段落から、真逆のことを言い始めるのだけれど、
肌感的には、しっかりとオーバーホールをして使っていこうと思う車高調と、ガタが来たら交換してしまおう!と割り切って使うモデルと分かれる感じがするのは事実あって、
その中でも、オーリンズダンパーはオーバーホールの依頼を受ける率が高い車高調キットだと思うんですよね。
これは、車高調のベース金額が高いのも理由の一つだと思うけど、趣味性の高い商品は値段の高い安いもあるけどゼロマックス南関東店のお客さんだと、せっかく入れ替えるなら今よりもう少し「良い物を選びたい。」とか「良い状態に変化させたい。」
と言うような相談を受けることが多くて、
となると、オーリンズよりもう少し良いのも?を考えると、結構マニアックな領域に入ってくるし使用用途も限定的になってくるケースも多い。
そんな意味でも、程よい高級機となるのがオーリンズダンパーなのかなと考えているので、オーバーホールついでに自分好みに仕様変更をしましょう。となるのがオーリンズダンパーを装着しているお客さんの流れなのかなと思うんですよね。
今回作業させて頂いたのは、インプレッサGRFのお客さんで2019年から5年ぐらい普段乗りを中心に使ってもらったダンパーをオーバーホールさせて頂きました。
乗り心地は気に入っている状態だったので、アッパーマウントだけTPSのピロアッパーマウントに変更してもらって通常オーバーホールをさせて頂きました。
こんな感じで、一回買うとメンテナンスをしながら長く使いたくなるのがオーリンスダンパーの良い所なのかな?
と思うと、何ステップが踏んでからオーリンズと言うパターンも多いですが、最近ではクルマを乗り換えて最初からオーリンズと言うお客さんも増えていて、長く使うつもりで最初からオーリンズを選ぶ方も増えています。
ただ、良い物=寿命が長いと言う訳では無いので、あくまで定期的(早ければ2年ぐらい)からメンテナンスが必要な場合もあるので、そこは使い方や環境次第という感じです。今回のGRFのお客さんのように5年普通に使ってもらってる場合もあるのでそこはケースバイケースなのかな?