12月19日木曜日に開催された筑波スーパーバトル2024に参加してきました。
毎回参加すると勉強になるな。
と言うことばかりで今年も参考になることが多くお客さんにもフィードバックできそうなネタが沢山あります。
まず最初に、とても寒くこれは良いコンディションになりそう!と思っていた所、朝一番のコンディションは雪がチラつく天気で、路面はウェット。
例年通り、1ヒート目はフリー走行になり、2ヒート目と3ヒート目が本番と言うスケジュールに変更になりました。
今年に限って言えば、天気が持つと予想していたので結構残念!
とは言っても、走らなければならないのでベストを尽くします。
例年よりも、寒い状況の走行になるだろうと想定していたのでタイヤウォーマーなるものもお借りして万全の準備をしていました。
2ヒート目が始まる頃には、路面が乾きつつあって2ヒート目をキャンセルして3ヒート目の方が良いのかと、ギリギリまで話し合いましたが他のクラスの車両がベストに近いタイムを出しているのを見て2ヒート目にアタックすることに。
結果は、1分1秒727でVABの自己ベストを更新しました。
ドライバー澁澤メカレビューは、車両の仕上がりは過去一番に良い感じに仕上がっているとの感想。
ECUを見ている倉林メカも、リアルタイムでログデータを見ていましたが、ブースト圧も負荷もノッキングが出るか出ないかのギリギリのラインをトレースしてセッティングデータも良い。
昨日の環境下では、やれることはやったぞ!と言うような、ここ数年の中ではいい気持ちで帰って来れました。
今回は、HKSのGTⅢターボを付けて走らせたのがトピックスで、2022年に筑波スーパーバトルで走らせたデータロガーと色々と見比べてみました。
気になるのはトップスピードの違い
2022年の時はスペックCタービンと呼ばれる純正流用タービンで走らせた時のトップスピードは182km
今回の2024年のHKS GTⅢタービンを付けて走らせたトップスピードは187km
5kmぐらい裏ストレートでの速度が変わりました。
澁澤メカの印象としては、80Rについては、4速で引っ張って2ヘアまで走らすのですが、スペックCタービンの時は高回転域は惰性で回しているような感覚が、GTⅢタービンに変更したことで高回転までパワー感が付いてくる感じに変化したとの事。
裏ストレートも、速度が伸び続けるような感覚なので、アクセルを踏んでいて気持ちが良いフィーリングに変化しているとの事でした。
赤・・・GTⅢタービン
青・・・スペックCタービン
澁澤メカは、愛車のGVBもGDAも風量の大きいタービンが付いているので、大型タービンのフィーリングが好きなドライバーではあります。
コーナーの立上りについては、GPSローガーが分かりやすく変化していました。
スペックCタービンのようなレスポンスの良いタービンの時は、アクセルで探りながらアクセルを踏んでいるようなデータになっていて、GTⅢタービンに変更後のアクセルワークは、コーナー中にアクセルをペタッと踏み続けるアクセルワークに変わっています。
データロガーで見ると、ブルーの波打っているグラフがアクセルで探っている状況で、レッドの線はギザギザが少ない感じでアクセルを踏み続けてブーストが立ち上がるのを待っているような感じが分かりますね。
スペックCタービンなどのレスポンスの良いタービンの良さは、アクセルに対してリニアにブーストがかかる所なので、細かい作動には敏感に反応するので乗りやすいタービンなのは間違い無いです。
一方GTⅢターボなどの上で伸びるタービンは、コツを掴むのに時間がかかるのでちょっと上級者向けになってしまう感じですね。
少しGPSのログデータを見ても、運転の仕方やコーナーの車の回し方が変化しているのが分かります。
まだ、GPSデータをザっと見たレビューですが、まだまだ面白いデータが取れていそうなのでもう少し見ています。
取り急ぎ、ご報告のブログでした!
ありがとうございます。