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少し遅れてやってきた澁澤GVB号

2月も中旬を迎える頃、やっと澁澤メカのGVB号が完成した。

思ったよりリニューアルに時間がかかって気が付いたらタイムアタックシーズン後半戦だけど、
タイムアップできそうなスペックになって帰ってきた。

主な変更点はタービンをGCGのG25-660に変更と、点検を兼ねてあけていたエンジンついでにブラックフライデーで安くなってるからって買ったACLのメタルとEagleのコンロッドを入れ替え。

アメリカはエンジンの部品までもブラックフライデーがあるんだ!
と言う驚きと、遠い島国の日本人もブラックフライデーセールにやられた人がいるのも忘れないで欲しい。

そうして、船便で部品が届くのを待っている間に年末を迎え、休み中にエンジンを積むと言うルーティンを今回も実行した澁澤メカ。

今年に入り、早々に慣らし運転を完了し、ECUセッティングまで完了したのが先日の話しだ。

恥ずかしながら、GCGのG25-660はお客さんの車両で試させしてもらっていたのでその実力はある程度把握しているが、今回は2.2Lエンジンでのセッティングなのでどうなんだろう?と言うのが今回の注目ポイント

ECUセッティングを開始すると、まぁまぁ進んではいるけど、なんだろう?と言う所もあって、
珍しく、倉林も時間を食っている。

ブーストの立上りの途中

主に、中間域でブースト圧がゆらゆらと上下に揺れるような状態が出てダイナパックを回すたびに微妙に数値が変わってくる
故障とまでは言い切れないけど気持ち悪いんですけどねぇ~。

まぁ、一旦これで・・・。

と、終わりの流れになりそうな所で、待ったをかける澁澤。

おもむろにEVCの箱を取り出し、

EVC7に交換しよう。

と、言う所が今回のプロジェクトXポイントじゃないかな。

EVC7に変更してダイナパックを回してみると中間域のブーストの立上りが変わった。
比べて見れば分かるけど元の状態だけで何かおかしいなと感じる倉林も中々でしょ。

※下のブラフがEVC7、上が元々のブーストコトローラーの時のグラフ


ブーストの立上りが変われば、今まで作ってきたECUのセッティングデータは作り直しになるので、隙間時間で始めたセッティング作業は次の作業までに終わるのコレ?

となる訳だけど、こちとら伊達に予定組20年やって来てないよ!と言うことで何とか調整。
自分の活躍ポイントはここぐらいなわけだけど、

3人力を合わせて何とか完成したよ。

澁澤メカのWRX STI GVB

なんで、ここまでやるの?と言われれば、やっぱり筑波1分切りしたいのよ。
チューニング屋としてインプレッサGDAではできているのに、GVBでできないのは嫌なんだよね。

澁澤メカはそう言う人なんですよ。

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ゼロマックス南関東店 店長

スバルアフターパーツメーカーのZERO/SPORTSにて7年間勤務していました。その後、スバルチューニングショップゼロマックス南関東店をオープンし、多くのスバルユーザーさんへチューニングの楽しさを伝えられるようにブログの作成やホームページ作成、Youtube動画作成などを通して活動中です。

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